今日の裏読み、表読み(2025/11/06)

昨日は、リスクオフに巻き戻しが優勢となったが、あくまでショート・カバーの動きの可能性があることは留意しておきたい。
 金融政策としては、ルゲバンク、英中銀、メキシコ中銀などが政策金利を公表する。
 一応メキシコ中銀を除いて据え置きが想定されているが、サプライズは英中銀の利下げで、可能性があることは注意。また据え置きの場合でも、利下げの投票が増えているなら次回の利下げの思惑からポンド売りが強まりそうだ。
 経済指標としては、日9月毎月勤労統計調査、豪9月貿易収支、独9月鉱工業生産、スウェーデン10月消費者物価指数、スイス10月失業率、英10月建設業PMI、ユーロ圏9月小売売上高、加10月景気先行指数とIvey購買部協会指数 、米国では、第3四半期非農業部門労働生産性と単位労働コスト・速報値、週間新規失業保険申請件数、9月卸売売上高などが発表される予定。
 注目としては、日本の9月毎月勤労統計調査などがもし、強い結果となるなら、日銀の早期利上げ期待につながる。一方米国では、引き続き政府閉鎖の影響で、経済指標が発表されない可能性は留意しておきたい。
 また、引き続き要人発言の機会も多く、発言から一定の示唆を得られるかは注目だが、総じて影響は限られる見通し。
 その他株価面では、一昨日の急落から戻しているが、再度上値を抑えられるなら、下落トレンドの開始が示唆されることは注目したい。