今週は、日本では21日に臨時国会召集と新首相指名選挙、中国ではGDP表、米国では政府閉鎖の中、消費者物価指数などが大きな注目となる。特に日本では、高市トレードが続くか焦点、米国ではFOMCを控えて、米消費者物価の結果が、思惑につながるか大注目となる。
本日金融政策としては、中国人民銀行が、貸出基礎金利を公表する。ベースは利下げ基調も、直近据え置きが続いており、据え置きであれば影響は限られそう。
経済指標としては、NZ第3四半期消費者物価、英9月ライトブーム住宅価格、中国では、9月住宅価格指数、第3四半期GDP、9月小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資、9月失業率、独9月生産者物価指数、ユーロ圏8月経常収支と88月建設支出、加9月鉱工業製品価格と原料価格指数などが発表される。
注目は一連の中国経済指標となるが、中国人民銀行の基礎金利発表と合わせて波乱要因となるか注意だが、中国指標は持ち直しが見えており、堅調な結果が続くなら悪影響は少ない。ただ、一方で最近中国指標に対する関心度が落ちていることも事実で、特段影響はないと見たい。
要人発言としては、今週FRBやECBがブラック・アウト期間に入ることで、金融政策に関する発言が抑制されることは留意、一方に日本では、 高田日銀審議委員の発言機会があるが、日銀関係者からはタカ派的な発言が続いており、同様な話が出ても、市場は一定の織り込みがあって、反応は限定されそうだ。
戦略としては、ドル円は、153.27まで上昇も、じりじりと上値が重くなっている。上値は、既に151.40-74が抑えると弱く、買いは利食い優先で売っても超えるなら止めて152.16-62、153.27、154.80、155.89、156.25、156.75越えをストップに順次売り場探し。下値は、150.16が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて149.38、ギャップの下限となる147.50-82、146.43-60、145.49、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28割れをストップに順次買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1728-31が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1759-80、1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.16ミドルが維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1600-11、1.1516-42、1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3471-90が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3511-37、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3391が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3335、1.3248、1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は177.94まで上値を拡大も、現状は押さえられる形。上値は176円ミドルが抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて176.91-17、177.94、179円、180円のサイコロジカルをストップに順次売り場探し。下値は、175.35が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めてギャップの上限となる174.69-90、下限となる174.82、172.14-27、170.97-24、169.73-82、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も205.33まで上値を拡大も、現状は上げ渋る形。上値は203.44-52が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて203.52-76、205.33、205.79、サイコロジカルな206円や207円、208.12越えをストップに順次売り直しとなる。下値は200.68が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めてギャップの上限となる200.22、下限となる198.88、197.39-49、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、100.95まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、98.82が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて99.49、100円前後、100.53、100.95-04、101.56、102.41、104.53、105.43越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、96.26が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて95.71-81、95.15-55、94.41、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、88.58まで上値を拡大も抑えられる形。上値は、86.88が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて87.47、88.06、88.58、88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は、85.19-35が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。