昨晩は、東京やNY債券市場が休場で小動きも、先週末のリスクオフの動きからは巻き戻しが優勢となった。ただ、これもトランプ大統領の気分次第で、またぞろ中国に対して、悪い発言が出るリスクが残っていることは、留意しておきたい。
経済指標としては、英9月英小売連合・小売売上高調査、豪9月NAB企業景況感・企業信頼感指数、9月30日開催分の豪準備銀行・金融政策会合議事録公表、独9月消費者物価指数・改定値、英9月雇用統計、スイス9月生産者輸入価格、独ユーロ圏10月ZEW景況感調査、米8月NFIB中小企業楽観度指数、加8月住宅建設許可件数、IMFの世界経済見通しなどが公表される。
注目としては、豪準備銀行の議事録では、今後利下げ停止の可能性が示唆されると豪ドル相場を支えそう。英9月雇用統計は強弱次第も、直近利下げを継続的に実施する可能性が低下しており、強い結果は相場を支えそうだ。一方独ユーロ圏10月ZEW景況感調査も、強弱に結果次第だが、反応は限定されそう。
注意はIMFの世界経済見通しの公表で、直近ではトランプ関税の悪影響が軽微との見方から、一応上方修正気味であるが、ただ、不透明感が続くことから、前回に対して大幅修正は想定しない方が良さそうだ。
その他米政府閉鎖に関しては、いつ突然解除されるかは不透明。ただ、長引くとの思惑は市場に良い影響を与えないことは、考慮しておきたい。
一方要人発言の機会も多い注意だが、特にパウエルFRB議長が「経済見通しおよび金融政策について」、全米企業エコノミスト協会年次総会で講演する。今年の後2回の利下げを市場が織り込んでいるが、否定的な見解が見えた場合、株式市場に悪影響があることは留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、153.27まで上昇も、現状は上値を抑える形。上値は、これを前に上げ渋りでは、買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて154.80、155.89、156.25、156.75越えをストップに順次売り場探し。下値は、151.65が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて151.17、150.25、149.75、ギャップの下限となる147.50-82、146.43-60、145.49、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28割れをストップに順次買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1634-48が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1681、1.1721-31、1.1759-80、1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1516-42が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3375-95が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3438-54、1.3490、1.3511-37、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3259-62が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は177.94まで上値を拡大も、現状は押さえられる形。。上値は177.94-00円が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて179円、180円のサイコロジカルをストップに順次売り場探し。下値は、175.79-91が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めてギャップの上限となる174.69-90、下限となる173.25前後、172.14-27、170.97-24、169.73-82、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も205.33まで上値を拡大も、現状は上げ渋る形。上値は205.33を前に上げ渋りでは買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて205.79、サイコロジカルな206円や207円、208.12越えをストップに順次売り直しとなる。下値は201.75-22が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて201.25、ギャップの上限となる200.22、下限となる198.88、197.39-49、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、100.95まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、100円前後が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて100.53、100.95-04、101.56、102.41、104.53、105.43越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、97.86-24が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めてギャップの下限となる97.51、96.67-86、96.32、95.71-81、95.15-55、94.41、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、88.58まで上値を拡大も抑えられる形。上値は、88.06が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.58、88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は、86.65-75が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、ギャップの下限となる86.07、85.53-76、85.19-28、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。