昨晩の海外市場は、主だった材料のない中、自民党の総裁選の結果を受けた円の全面安が続いた。米10年物国債利回りは、4.177%から4.113%まで低下もドル売りは限られた。尚ミランFRB理事の「金融引き締め政策にはリスクがある」、「住宅価格の上昇率が緩和していることから、物価上昇圧力が緩和されると見込む」、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の「FRBが大幅な利下げを実施すれば、経済は急激な高インフレに見舞われるだろう」との発言が伝わっている。
ドル円は、152.04までじり高、ユーロドルは1.1654から1.1681まで反発後、1.1651まで下落、ポンドドルは1.3392まで下落後1.3454まで一時反発した。
一方クロス円では、ユーロ円は177.13、ポンド円は204.07、オージー円は100.05、NZD円は88.14、カナダ円は108.96までじり高となった。