今日の裏読み、表読み(2025/10/01)

昨晩は若干揉み合い気味の展開。ただ、本日から米国の新会計年度が始まることもあって、一定のフローの動きが出るか注目となる。
 本日の経済指標としては、豪8月AIG建設業・製造業指数、日本の7-9月期日銀短観、英9月ネーションワイド住宅価格、スイス8月実質小売売上高、トルコ9月製造業PMI、スイス9月製造業PMI、ユーロ圏各国の9月製造業PMI、英9月製造業PMI、ユーロ圏9月消費者物価指数・速報値、米国では、9月ADP全米雇用報告、9月製造業PMI、9月ISM製造業景況指数、8月建設支出、メキシコ9月製造業PMIなどが発表される。
 注目としては、各国の9月製造業PMIは、強弱格差次第、ユーロ圏では9月消費者物価指数・速報値の強弱が焦点だが、先行した独9月消費者物価指数・速報値が予想より強く、こちらも強い結果が見えると、年内の再利下げ開始の思惑を覆しそうだ。一方米国では9月ADP全米雇用報告と9月ISM製造業景況指数が焦点。雇用指数は弱いとの思惑が強いが、逆に予想を上回るケースでは、サプライズ的なドル買いとなりそうだ。また、昨日の景況感指数は弱かったが、9月ISM製造業景況指数も弱い結果出るなら、ドルの上値を抑える可能性があり、両指標を睨むとドルが上下しても、追いかけるというよりは、逆張りで臨むのが良さそうだ。
 その他本日から8日まで中国市場が国慶節の休場となる。この時期は市場の動向が鈍ることが多く、この点は留意。また、米政府予算の期限切れが指摘されている。政府機関が閉鎖された場合は、今週金曜日の米雇用統計も発表も延期になる可能性が高く、その場合、株式市場を始め、失望のリスクオフの動きにつながり易いので、注意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、揉み合い気味の展開ながら堅調が続いている。上値は148.85が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて149.96、150.92、151.25-30越えをストップに順次売り場探し。下値は、147.19-046が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて146.43、145.49、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1762が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.680前後が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1608-45、1.1574、1.1516-28、1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3467が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3537、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3380前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3324、1.3259-82、1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は175.13まで上値を拡大も、上値追いは避けたい。上値は174.42-65が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて175.13、最高値の175.43越え、176円や177円をストップに順次売り場探し。下値は、172.90-09が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて172.14-59、170.97-24、169.73-82、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円は201.27まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は199.78-00が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて200.52-61、201.27、202円、203円や204円などのサイコロジカル越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、198.32が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて197.86-95、197.39、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、98.43まで反発後も揉み合い気味も堅調が続く形。上値は、98.23-43が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて99.18や100円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、97.23-25が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて96.67-82のギャップ、96.32、95.71-81、95.15-55、94.41、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、88.13まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、86.14が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて86.56-75、86.97-20,87.65-74、88.13-36、88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は、85.19-56が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。