今週は月末のフローや米9月雇用統計を睨んだ展開。特に9月FOMC後、今年後2回の利下げが想定されているが、米雇用統計が強い結果となれば、こういった思惑が覆される可能性があることは留意しておきたい。
本日の経済指標としては、日本の7月景気先行指数・景気一致指数の改定値、トルコ9月経済信頼感指数、ユーロ圏9月消費者信頼感・確定値と経済信頼感、メキシコ8月失業率、米8月住宅販売保留指数とダラス連銀製造業業況指数などが発表される。
大きな材料はなく、反応は限られそう。
一方要人発言の機会が多く注意必要だが、特に野口日銀審議委員の講演では、年内の利上げを睨んで、タカ派的な発言が見られるか大きな注目となる。またECB関連の会議が開催される。ECBでは一応既に据え置きモードに入っているが、一部に年内再利下げの可能性も指摘されており、ハト派の発言が続くなら注意。
加えて10月に入ると米会計が新年度に突入するが、現在の予算が失効する30日の年度末を控え、トランプ大統領が、与野党の議会指導部と会談する模様。不調の終わると政府は1981年以来15回目となる部分閉鎖の危機に向けて、リスクオフの動きが広がり易いことは注意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、揉み合い気味の展開ながら堅調が続いているが、上値追いは避けたい。上値は149.96や150円前後が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて150.92、151.25-30越えをストップに順次売り場探し。下値は、149円前後、148.55が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて147.19-46、146.43、145.49、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1755が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1608-45が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1574、1.1516-28、1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3467が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3537、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3324が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3259-82、1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は175.05まで上値を拡大も、上値追いは避けたい。上値は175.05が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、最高値の175.43越え、176円や177円をストップに順次売り場探し。下値は、174.05が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて173.48、172.90-09、172.14-59、170.97-24、169.73-82、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円は201.27まで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は200.52-61が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて201.27、202円、203円や204円などのサイコロジカル越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、199.10-15が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて198.68-80、198.32、197.86-95、197.39、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、98.43まで反発後も揉み合い気味も堅調が続く形。上値は、98.23-43が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて99.18や100円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、97.23-25が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて96.67-82のギャップ、96.32、95.71-81、95.15-55、94.41、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、88.13まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、86.72-75が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて86.97-20,87.65-74、88.13-36、88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は、85.99-22が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.19-56、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。