昨晩の海外(2025/09/23)

昨晩の海外市場は、主だった米経済指標の発表のない中、FRB要人から更なる利下げに否定的な発言が続いたことでドル相場を支えるも、米10年物国債利回りが、4.122%から4.149%に反発が限定されたことで大きな動きにつながらず、総じてドル売りが優勢での引けとなった。尚ボスティック・アトランタ連銀総裁は「追加利下げをする理由は見当たらない」、ムサレム・セントルイス連銀総裁は「追加利下げは雇用の一段の弱さが条件」、「インフレリスクが高まった場合、追加利下げは支持しない」、バーキン・リッチモンド連銀総裁は「低失業率、賃金上昇、株価高が消費を支えている」、「採用率は歴史的に低水準だが、不況入りの状況ではない」、ハマック・クリーブランド連銀総裁は「政策制約を緩める際には極めて慎重であるべきだ」、「急速過ぎる利下げは景気再過熱の原因にもなり得る」、ミランFRB理事は、「適切なFF金利水準は約2-2.5%」、「実質的な中立金利はほぼゼロになると予測」と述べている。
 ドル円は、148.27から147.66まで下落、ユーロドルは1.1733から1.1799まで反発、ポンドドルも1.3466から1.3520まで上昇した。
 一方クロス円では、ユーロ円は173.84から174.28まで反発、ポンド円は199.38から199.80で揉み合い、オージー円は97.80から97.32まで売りに押され、NZD円は86.88から86.50の狭いレンジで推移、カナダ円は107.50から106.83まで下落した。