FOMC後の発言から(2025/09/23)

 先週のFOMCを終了して、ドットチャートからは今年後2回の利下げが想定されているが、ブラックアウト期間を終了して、昨日からFRB要人の発言が続いている。以下がその発言の内容だが、内容的にはミランFRB理事を除いて、更なる利下げに否定的な見解が目立っていることは注意。あくまでドットチャートは、投票の平均値であり、ミランFRB理事がいなければ、もっと高い可能性がありそう。
 ひょっとすると10月据え置き、12月利下げの可能性が残りそうだ。

ボスティック米アトランタ連銀総裁
「追加利下げをする理由は見当たらない」
「労働市場が危機的な状況にあるとは思えない」

ムサレム米セントルイス連銀総裁
「追加利下げは雇用の一段の弱さが条件」
「追加利下げの余地は限られている」

バーキン米リッチモンド連銀総裁
「採用率は歴史的に低水準だが、不況入りの状況ではない」
「関税の影響が実体経済に浸透するには時間がかかる」

バーキン米リッチモンド連銀総裁
「企業マインドは再び強気に戻りつつある」
「採用率は歴史的に低水準だが、不況入りの状況ではない」

ハマック米クリーブランド連銀総裁
「来年初めにもう一段の物価圧力が生じると予想している」
「急速過ぎる利下げは景気再過熱の原因にもなり得る」

ミラン米連邦準備理事会(FRB)理事
「適切なFF金利水準は約2-2.5%」
「実質的な中立金利はほぼゼロになると予測」