昨晩の海外(2025/09/20)

金曜日の海外市場は、主だった米経済指標の発表のない中、米10年物国債利回りが4.108%から4.143%まで上昇し、ドルを支えた。発言としてはカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の「今年あと2回、各0.25%の利下げが妥当と見ている」、トランプ大統領
の「APECサミットで習近平・中国国家主席と会談することに同意」、ミランFRB理事の「FOMCでどのように投票するかトランプ大統領と話さなかった」、「ドルの価値はFRBではなく、大統領と財務長官が決めるべき」、習近平・中国国家主席の「米国は貿易を制限する措置を取るべきではない」、「米国に一方的な貿易措置を取らないよう要求」などが伝わっている。
 ドル円は、東京時間に日銀金融政策決定会合で、2名の審議委員が0.75%の利上げを主張したことで147.20まで一時値を下げたが、植田日銀総裁の記者会見で「今後の金融政策、もう少しデータを見たい」、「経済の下振れリスク、そこそこある」と述べたことなどから、徐々に円売りが強まり148.28まで反発、ユーロドルは1.1778から1.1729、ポンドドルは、1.3511から1.3463まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は174.17から173.65、ポンド円は199.85から199.22、オージー円は97.75から97.45、NZD円は86.97から86.59まで利食いに押されたが、カナダ円は106.99から107.45まで反発した。