今日の裏読み、表読み(2025/09/17)

 昨晩は、若干ドル売りが優勢となるも、FOMCを控えて様子見ムードが続いた。
 本日はFOMCの結果を受けて相場に動きが出るか焦点となるも、サプライズの動きには留意しておきたい。
 金融政策としては、カナダ銀行と米連邦公開市場委員会が政策金利を公表する。
 カナダ銀行とFOMCとも0.25%の利下げが想定されており、これは一定の織り込みとなるが、FOMCでは、今回FRBスタッフの経済見通しやドット・チャートが公表される。
 6月のFOMCでのドット・チャートでは、今年2回の利下げ、来年1回の利下げが想定されている。この回数の見通しが増加するか大きな焦点となる。もし今年来年とも3回に増えるようならよりハト派に傾いているとの見方から、株式市場などは好感する動きが出ると見られるが、こういった面は一定の織り込みとなっており、発表後は利食いが優勢となる可能性には注意。また今年の利下げが2回に留まるケース、来年の利下げ2回に増えても、パウエルFRB議長の記者会見と合わせて慎重な姿勢と捉えられるなら逆にショックの動きとなる可能性もありそうだ。
 経済指標としては、NZ第2四半期経常収支、日8月通関ベース貿易統計、豪9月先行指数、英8月消費者物価指数と小売物価指数、南ア8月消費者物価指数、ユーロ圏8月消費者物価指数・改定値、南ア7月小売売上高、加7月対内外証券投資額、米8月住宅着工件数と建設許可件数などが発表される。
 日本の貿易統計、英8月消費者物価指数と小売物価指数、ユーロ圏8月消費者物価指数・改定値などが焦点となるが、強弱が見えても、FOMCの発表を前に、動きは限定される見通し。

 戦略としては、ドル円は、揉み合い気味の展開が続いているが、上値は147.24-54が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて148.07-71、148.58-78、148.14、150円、150.92、151.25-30越えをストップに順次売り場探し。下値は、14620-28が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて145.76-85、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1878まで上値を再拡大も、上値追いは避けたい。上値は1.1878が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1830、1.1909、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.18前後が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1700-16、1.1662、1.1608-30、1.1574、1.1516-28、1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3672-82が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3751-89、1.3900、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は1.3600-20が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3524-53、1.3482-86、1.3417、1.3333、1.3259-82、1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は173.91まで再上昇も更なる展開とならず、上値は173.91が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて175円、更に最高値の175.43越え、176円や177円をストップに順次売り場探し。下値は、172.90-03が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて172.14-59、170.97-24、169.73-82、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円は200.75まで上値を拡大。上値は200.75や201円が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて202円、203円や204円などのサイコロジカル越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、199.67-80が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて199.30-38、198.68-80、198.32、197.86-95、197.39、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、98.43まで反発。上値は、98.39-43が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて99.18や100円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、97.23-49が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて96.67-82のギャップ、96.32、95.71-81、95.15-55、94.41、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、88.13まで上値を拡大も、上値は、88.13-36が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は、87.45が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて86.91-17のギャップ、86.60-63、85.99-13、85.19-56、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。