昨晩の海外市場は、米8月消費者物価指数は、概ね市場予想通りに留まったが、週間新規失業保険申請件数が予想より悪化、米10年物国債利回りが、4.063%から3.996%まで低下、ドルの軟調が続いた。NY株価3指数は、揃って最高値を更新したが、リスクオンの動きは広がっていない。
ドル円は、一時146.99まで下落、ユーロドルは、ECB理事会では、予想通り政策金利が据え置かれたが、声明で2025年と2026年のインフレ見通しを上方修正したこと、ラガルドECB総裁が、「ディスインフレのプロセスは終了した」と発言したことなどから1.1662から1.1746まで反発、ポンドドルは、1.3583まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円は172.43から173.06、ポンド円は199.36から200.07で上下、オージー円は97.41から98.01まで上昇し、NZD円は87.49から87.90で推移、カナダ円は100.68から106.21まで値を下げた。