今日の裏読み、表読み(2025/08/29)

昨晩は、若干揉み合い気味の展開。夏休みシーズンも最終期となるが、本日は月末であり、月末需要の一定のフローで相場に動きがあるかは留意しておきたい。
 経済指標としては、日本の7月失業率・有効求人倍率、8月東京都区部消費者物価指数、7月鉱工業生産・速報値、7月小売業・百貨店・スーパー販売額、7月新設住宅着工戸数、8月消費者態度指数、豪7月住宅ローン・民間部門貸付、 独では7月輸入物価指数と小売売上高、独8月失業者数・失業率、8月消費者物価指数・速報値、仏7月消費支出 8月消費者物価指数と7月卸売物価指数、第2四半期GDP・改定値、スイス8月KOF景気先行指数、トルコ7月失業率、南ア7月貿易収支、 加第2四半期と6月次GDP、米国では、7月卸売・小売在庫、7月個人所得・個人消費支出、7月ダラス連銀・PCE価格指数、8月シカゴ購買部協会景気指数とミシガン大学消費者信頼感指数・確報値などが発表される。
 材料が多く注意が必要だが、日本では8月東京都区部消費者物価指数などが強いと日銀の利上げ思惑となるが、総じて影響は限られそう。独仏の物価指数は、既にECBが利下げの停止モードにあって、大きな流れにはつながらないが、一方で米国の7月個人所得・個人消費支出は、特にコアデフレーターの上振れが指摘されており、強い結果が示されると、9月の利下げの思惑に失望の動きが広がりそうだ。
 その他月曜日はNY市場がレイバーデーの休場となる。ロング・ウィークエンドを控えて、特に株式市場などポジション調整の動きが出易いことも留意しておきたい。また、週末は上海協力機構首脳会議に習近平国家主席、プーチン露大統領、モディ印首相などが出席する。何か安全保障など発言があるか注目しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、若干揉み合いの展開。上値は148.18が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて148.78、150円、150.92、151.25-30越えをストップに順次売り場探し。下値は、146.58が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて146.20や145.76-85、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1830まで上値を拡大も、更なる展開となっていない。上値は1.1743が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1770-30、1.1909、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1628が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1574、1.1516-28、1.1373-90、1.1357、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3544が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3567-95、1.3648-82、1.3751-89、1.3900、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3483が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3390-16、1.3342、1.3259-82、1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は173.90まで上値を拡大も上値追いは厳しい。上値は172.12が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて172.70、173.20、173.90、175円、更に最高値の175.43越え、176円や177円をストップに順次売り場探し。下値は、170.97-12が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて169.73-82、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円は200.29まで上値を拡大。上値は199.19-54が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて200.27-29、201円、202円や203円などのサイコロジカル越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、197.86-28が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて197.39、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落を86.05で維持して97.44まで反発も更なる展開とならず、上値は、96.21が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、96.76-07、97.44、98.00、99.18や100円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は95.55-63が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて95.15-37、94.41、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して89.07まで反発。上値は、86.71-98が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて87.70、88.36、88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は85.99-13維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.19-56、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。