昨晩の海外市場は、主だった米経済指標の発表のない中、エヌビデイアの決算発表を控えて様子見ムードの強い展開も、米10年物国債利回りが4.289%から4.232%まで若干低下、ドルの上値を抑えた。NY株価3指数は、堅調を維持したがリスクオンの動きにはつながっていない。尚ベッセント財務長官は「FRBは根本的な使命に回帰すべき」、「FRBは無責任な機関」、ウォラーFRB理事やボウマンFRB副議長に対して指示は出していない」、ウィリアムズNY連銀総裁は「米連邦準備理事会の独立性は非常に重要」、「もし中立金利が1%以下ならば、現状の政策金利は制約的である」、「2大責務である物価の安定と雇用の最大化のバランスは均衡している」などと述べている。
ドル円は、148.18から147.29まで下落、ユーロドルは、仏政局不安を背景とした売りで1.1574まで下落後1.1643まで反発、ポンドドルも1.3416から1.3502まで値を回復した。
一方クロス円では、ユーロ円は171.26から171.78、ポンド円は198.68から199.19で上下、オージー円はまで下落後95.63から96.01、NZD円も86.17から86.44まで反発、カナダ円は106.71から107.00で揉み合った。