今日の裏読み、表読み(2005/08/26)

昨晩は、ドルに買い戻しが優勢となった。ただ、あくまでジャクソン・ホール会議でのパウエルFRB議長発言後のドル売りの巻き戻しであって、追いかけるのは避けたい。
 本日の経済指標としては、日7月企業向けサービス価格指数、豪準備銀行・8月12日開催分の金融政策会合議事録、仏8月消費者信頼感指数、米国では7月耐久財受注、6月月次と第2四半期住宅価格指数、6月S&P/ケース・シラー住宅価格指数、8月リッチモンド連銀・製造業総合指数、8月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数、8月ダラス連銀・サービス売上高指数などが発表される。
 注目としては、米住宅関連指標とコンファレンス・ボードの消費者信頼感指数となる。
 住宅関連指標は一部に懸念が示されるも、昨日の7月新築住宅販売件数は強い結果となっており、まちまちの動きであり、本日の指標が弱くとも反応は限られそう。また、景況感も強弱入り混じっており、コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数の結果でも、方向感を示すことは難しそうだ。
 要人発言としては、ジャクソン・ホール会議でのパウエルFRB議長の発言を受けて、利下げの思惑が高まっているが、ウィリアムズNY連銀総裁やバーキン・リッチモンド連銀総裁が、どういった発言をするのか注目が集まりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、若干揉み合いの展開。上値は148円が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて148.78、150円、150.92、151.25-30越えをストップに順次売り場探し。下値は、147.10が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて146.58、146.20や145.76-85、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1830まで上値を拡大も、更なる展開となっていない。上値は1.1743が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1770-30、1.1909、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1583が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1516-28、1.1373-90、1.1357、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3544が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3567-95、1.3648-82、1.3751-89、1.3900、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3390が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3342、1.3259-82、1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は173.90まで上値を拡大も上値追いは厳しい。上値は172.70が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて173.20、173.90、175円、更に最高値の175.43越え、176円や177円をストップに順次売り場探し。下値は、170.97-34が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて169.73-82、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円は200.29まで上値を拡大。上値は199.54が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて200.27-29、201円、202円や203円などのサイコロジカル越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、197.86-33が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて197.39、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落を86.05で維持して97.44まで反発も更なる展開とならず、上値は、96.21が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、96.76-07、97.44、98.00、99.18や100円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は95.15が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて94.41、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して89.07まで反発。上値は、86.89-98が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて87.70、88.36、88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は85.99維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.19-56、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。