今日の裏読み、表読み(2025/08/20)

  昨晩も様子見ムードが続くなか、若干リスクオフの動き。ただ、引き続き週末のイベントを控えて、方向感が出づらい展開は続きそうだ。
 本日の金融政策としては、中国人民銀行が貸出基礎金利、NZ準備銀行、スウェーデン中銀が政策金利、7月29日-30日開催分の米連邦公開市場委員会が議事録を公表する。
 中国人民銀行やスウェーデン中銀は据え置き、NZ準備銀行が利下げが想定されているが、一定の織り込みの範囲となるが、サプライズはNZ中銀の据え置きであり、その場合NZドルの買い戻しにつながり易い。
 一方FOMC議事録では、7月の会合において据え置きが決定されたが、2票の利下げ票が投票されている。既に9月の利下げが95%近い織り込みとなっているが、0.50%の大幅利下げに向けて思惑が高まるなら、ドル相場に上値を押さえそうだ。
 経済指標としては、日本の7月通関ベース貿易統計と6月機械受注、英7月消費者物価指数と小売物価指数、独7月生産者物価指数、南ア7月消費者物価指数、ユーロ圏7月消費者物価指数・改定値、加7月新築住宅価格指数などが発表される。
 米国に指標の発表はなく、影響は限られそう。ただ、英独ユーロ圏のCPIの強弱が見えた場合、一定の動きが出る可能性は留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、若干揉み合いの展開。上値は148.10が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて148.52、149円、150円、150.92、151.25-30越えをストップに順次売り場探し。下値は、146.74が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて146.20や145.76-85、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1830まで上値を拡大も、更なる展開となっていない。上値は1.1693が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1715-30、1.1770-30、1.1909、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1631-40が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1590-00、1.1516-28、1.1373-90、1.1357、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3531が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3575-95、1.3648-82、1.3751-89、1.3900、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.34ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3399-22、1.3342、1.3259-82、1.3216、1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は173.90まで上値を拡大も上値追いは厳しい。上値は172.70が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて173.20、173.90、175円、更に最高値の175.43越え、176円や177円をストップに順次売り場探し。下値は、171.50が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて170.07、169.73-82、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円は200.29まで上値を拡大。上値は200.27-29が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて201円、202円や203円などのサイコロジカル越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、198.60-91が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて198.18、197.39-68、196.10-25、195.71、195.03、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落を86.05で維持して97.44まで反発も更なる展開とならず、上値は、96.20が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて96.76-07、97.44、98.00、99.18や100円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は94.80-91が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して89.07まで反発。上値は、87.70が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.36、88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は86.63-88維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.85、85.19-45、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。