今日の裏読み、表読み(2025/07/03)

昨晩は、米独立記念日や米雇用統計の発表を控えて、揉み合い気味の展開となった。また本日は、NY株式・債券市場が短縮取引となるが、米雇用統計の発表もあって、荒れた動きとなる可能性に留意しておきたい。
 経済指標としては、豪5月貿易収支、中6月財新サービス業PMI、スイス6月消費者物価指数、トルコ6月消費者・生産者物価指数、 ユーロ圏各国の6月サービス業PMI・改定値、6月5日開催分の欧州中央銀行・理事会議事録、加5月貿易収支、米国では、5月貿易収支、6月雇用統計、週間新規失業保険申請件数、6月サービス業と総合PMI・改定値、6月ISM総合と景況指数、5月製造業新規受注と耐久財受注・改定値などが発表される。
 比較的重要な指標が多いが、6月サービス業PMIは、各国の強弱差次第、欧州中央銀行の理事会議事録は、今後の利下げ停止の可能性が示唆されるとユーロ相場を支えそう。また米国では、6月雇用統計と6月ISM総合と景況指数が焦点となるが、特に雇用に関しては、昨日のADPがマイナス圏に沈んでおり、弱い結果リスクとなる。ただ、非農業部門雇用者数はADPとのブレが大きく、想定外のプラスもあることは留意しておきたい。
 その他まだ結果が出ていないが、米下院でのトランプ大型減税の行方、NY休場前のポジション調整の動き、トランプ大統領の発言なども注意して対応したい。

 戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、144.25を前に上げ渋りでは、買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて144.95、145.95、147.33、148.03-28、148.48、149.15-25、150.49、151.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、142.28を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて141.97-13、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1830まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。上値は1.1830が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1909、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1681-88が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1580-90、1.1405-46、1.1357-73、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も上値追いは厳しい。上値は、1.3751-89が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.3900、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3563が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3500、1.3370、1.3335、1.3250や1.32割れ、1.3123-40、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は169.87まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は169.87が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて170.50や171.00などの順次サイコロジカル、更に最高値の175.43越えをストップに順次売り場探し。下値は、168.46が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて167.92、166.82、166.04、164.95、164.55-63、164.17、162.80-89割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して198.81まで反発。上値は197.56が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて198.02、198.81、198.96、199.81、200.00越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、195円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、94.90-00を前に上げ渋りでは利食い優先で、売っても超えるなら止めて95.65-75、97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は93.81-97が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して反発。上値は、87.89-25が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.85、89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は86.91-03が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて86.66、85.85、85.19-45、84.61、83.89-17、83.25、82.22割れをストップに買い直しとなる。