昨晩もドル売りが続いた。ただ、本日は週末もあって追いかけるは避けたい。また中東情勢にも安心感が漂っているが、アラグチ・イラン外相は「来週とされているトランプ大統領との協議の予定はない」と否定しており、まだまだ安心するのは時期尚早となりそうだ。
本日の経済指標としては、日本の5月失業率、5月有効求人倍率、5月東京都区部消費者物価指数、5月小売・百貨店・スーパー販売額、仏5月消費支出、6月消費者物価指数と5月卸売物価指数、トルコ5月経済信頼感指数、ユーロ圏6月消費者信頼感と経済信頼感、メキシコ5月失業率、加4月月次GDP、米国では、5月個人所得・消費支出、5月ダラス連銀・PCE価格指数、6月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値などが発表される。
注目としては、日本の5月東京都区部消費者物価指数の影響は限られる。焦点は米5月個人所得・消費支出や6月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値の強弱次第だが、強い結果が見えても、直近の流れからはドル買いは限定されそうだ。
また要人発言の機会が多いが、FRB要人からは、トランプ大統領の利下げ要求もあって、直近ハト派的な発言が続いている。こういった面が反映される状況が続くなら米長期金利の上昇を押さえそうだ。
戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、145.95を前に上げ渋りでは、買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて147.33、148.03-28、148.48、149.15-25、150.49、151.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、143.65-75の維持では売りは利食いで、買っても割れるなら止めて142.80、142.37-53、141.97-13、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1745まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。上値は1.1745が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.18や1.1850の順次サイコロジカル、1.1876、1.1909、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.16ミドルが前後が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1580-90、1.1405-46、1.1357-73、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3771まで高値を更新も上値追いは厳しい。上値は、1.3771が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3800、1.3900、1.4000などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.36ミドル前後の維持では売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3591、1.3500、1.3370、1.3335、1.3250や1.32割れ、1.3123-40、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は169.71まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は169.40-71が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて170.50や171.00などの順次サイコロジカル、更に最高値の175.43越えをストップに順次売り場探し。下値は、167.92が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて166.82、166.04、164.95、164.55-63、164.17、162.80-89割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も187.69で下値を維持して198.61まで反発。上値は198.61が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて198.96、199.81、200.00越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、196.95が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて196.11、195.51、195円、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、94.75-00を前に上げ渋りでは利食い優先で、売っても超えるなら止めて95.65-75、97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は93.81-85が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して反発。上値は、87.80-25が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.85、89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は86.66-75が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.85、85.19-45、84.61、83.89-17、83.25、82.22割れをストップに買い直しとなる。