今日の裏読み、表読み(2025/04/29)

 昨晩はドルに売り戻しが優勢。ただ、既に月末を睨んだ展開であり、月末のフロー次第の展開であることは留意しておきたい。
 本日の経済指標としては、独5月GFK消費者信頼感調査、トルコ3月失業率、3月貿易収支と経済信頼感指数、ユーロ圏4月消費者信頼感・確定値、4月経済信頼感と消費者インフレ期待指数、米国では、3月卸売在庫・小売在庫、2月月次住宅価格指数とS&P/ケース・シラー住宅価格指数、3月雇用動態調査、4月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数とダラス連銀・サービス売上高・サービス部門信頼感指数などが発表される。
 注目は米国の住宅指標や3月雇用動態調査、4月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数となるが、住宅価格は高止まりが続いているが、この辺にトランプ関税に対する悪いイメージが出てくるか注目。また、3月雇用動態調査や4月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数も、弱い経済指標が続くと、米長期金利やドルの押し下げが続きそうだ。
 また、本日は本邦が休場であり、アジア時間は小動き。加えて本邦輸入勢からの円売りが出難いことも注目しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、既に132.20前後144.03-31が抑えると買いは利食い優先で売っても、越えるなら止めて144.03-31、145.14、147.15、148.27、149.15-24のギャップ越えをストップに順次売り場探し。下値は142円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて141.49、141円、140.50、139.89割れをストップに買い下がる。またもし、これも割れるケースでは、昨年9月の最安値139.58も割れる可能性が想定されるが、139円割れをストップにして、買い直し場を探したい。
 ユーロドルは、1.1573まで上昇を強める形も、更なる展開とならず、上値は1.1440前後が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1500、1.1547-75、1.1640、1.1876、1.2042越えをストップに売場探し。下値は、1.1307-29が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて、1.1264、1.1181、1.1154-58、1.1091、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3443まで直近高値を更新するも、上値追いは避けたい。上値は、1.3443-45が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.35や1.3550越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.33ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3274-80、1.3230、1.3123-64、1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708、1.2672、1.2560-83、1.2477割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、154.80を維持して164.19まで一時反発も上値を抑えられる形。上値は、163.76が抑えると買いは利食いで、売りは164.19を越えるなら止めて164.55、164.90-165.10越えをストップに順次売り場探し。下値は161.58-83が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて160.96-14、159.17-46、158.36、157円、155.59、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して195.98まで反発も更なる展開とならず、上値は191.73が抑えると買いは利食いで、売っても191.98を超えるなら止めて193円前後、193.68、195.77-98、196.32、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は190円前後を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて188.26-36、187.44-47、186.02、184.38、182.81、180.09割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大。上値は、92.22が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて93.15、93.84、94.67、95.30-40、95.75越えをストップに順次売り直しとなる。下値は91円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて90.56、89.57-65、88.30、86.05、85.50や85.00、84.60割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大も維持する形。上値は、86.07が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて86.87、87.18-48、87.97-25越えをストップに売り直しとなる。下値は84.63が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて83.89-06、83.25、82.22、79.82、79.41-46、79.00、78.56割れをストップに買い直しとなる。