今日の裏読み、表読み(2025/04/25)

  昨晩は、株価の乱高下が続くも、総じて為替市場では揉み合い気味の展開に留まった。本日は週末もあって、様子見ムードが続きそうだが、引き続きトランプ政権の関税政策に対する発言次第で、神経質な状況は続きそうだ。
 本日の経済指標としては、英4月GFK消費者信頼感調査、日4月東京都区部消費者物価指数、英3月小売売上高、仏3月製造業景況感・企業景況感指数、加2月小売売上高、米4月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値などが発表される。
 注目としては、日本の4月東京都区部消費者物価指数は、新年度要因などから強めの結果が見えると、直近高まる日銀の利上げ後退思惑が覆される。また米4月ミシガン大学消費者信頼感指数は、確報値であり影響は少ないが、インフレ見通しなどが上方修正されるとFOMCでの早期利下げ期待が後退する。
 また引き続き要人発言の機会も多いが、日米財務相会談の結果が伝わっておらず、東京時間にこの内容が伝わるなら、内容次第で相場のかく乱要因となることは留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は143.38が抑えると買いは利食い優先で売っても、越えるなら止めて、144.31、145.14、147.15、148.27、149.15-24のギャップ越えをストップに順次売り場探し。下値は142.28が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて141.49、141円、140.50、139.89割れをストップに買い下がる。またもし、これも割れるケースでは、昨年9月の最安値139.58も割れる可能性が想定されるが、139円割れをストップにして、買い直し場を探したい。
 ユーロドルは、1.1573まで上昇を強める形も、更なる展開とならず、上値は1.1440が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1547-75、1.1640、1.1876、1.2042越えをストップに売場探し。下値は、1.1307-11が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるな止めて、1.1264、1.1181、1.1154-58、1.1091、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3424まで反発も更なる展開とならず、上値は、1.3360前後が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3424-45、1.35や1.3550越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3230-48ゾーンが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3123-64、1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708、1.2672、1.2560-83、1.2477割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、154.80を維持して164.19まで一時反発も上値を抑えられる形。上値は、162.68が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて163.26、164.19、164.55、164.90-165.10越えをストップに順次売り場探し。下値は161.58-83が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて160.96-14、159.17-46、158.36、157円、155.59、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して195.98まで反発も更なる展開とならず、上値は191円を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて191.98、193.68、195.77-98、196.32、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は188.22-36が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて187.44-47、186.02、184.38、182.81、180.09割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大。上値は、91.61が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて92円、93.15、93.84、94.67、95.30-40、95.75越えをストップに順次売り直しとなる。下値は90.56が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて89.57-65、88.30、86.05、85.50や85.00、84.60割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大も維持する形。上値は、86円が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて86.87、87.18-48、87.97-25越えをストップに売り直しとなる。下値は、84.63-82が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて83.89-06、83.25、82.22、79.82、79.41-46、79.00、78.56割れをストップに買い直しとなる。