今日の裏読み、表読み(2024/10/10)

 昨晩も、株価や米長期金利の上昇を背景に、ドルの堅調や円の軟調が続いた。一部米CPIの発表を前にしたショート・カバーの動きもあって、CPIの結果次第も、追いかけるのは避けたい。
 本日の経済指標としては、英9月英王立公認不動産鑑定士協会・住宅価格指数、日9月国内企業物価指数、トルコ8月失業率と鉱工業生産、南ア8月金・鉱業・製造業生産、米国では、9月消費者物価指数、週間新規失業保険申請件数、9月クリーブランド連銀・消費者物価指数などが発表される。
 注目は、米9月消費者物価指数や週間新規失業保険申請件数となる。消費者物価指数に関しては、予想は前回から弱めであるが、やはり予想比での結果次第。ただ、トレンド的には落ち着いた内容となる可能性が高い。また、週間新規失業保険申請件数は、先週の米雇用統計が強かっただけに、弱い結果がサプライズ的となることで、先週来のからのドル買いに巻き戻しの動きとなり易いことは、留意しておきたい。
 また要人発言の機会も多いが、総じて織り込みも、氷見野日銀副総裁が日本金融学会で講演する。タカ派姿勢とは言わないが、引き続き利上げ指示の態度を示すなら一時的な円の買い戻しの機会もありそうだ。
 その他株価動向や30年物国債の入札を受けた米長期金利の動向も引き続き焦点となる。

 戦略としては、ドル円は、149.30まで上値を拡大。上値は、149.39越えをストップとするか、更に150円のサイコロジカル越えをストップに売り上がり。超えても150.89、雲の上限が控える152円越えをストップに、順次売り場探しとなる。下値は、148円を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは147.25-34割れをストップに買い下がり。割れても146.41、145.91、144.63-68、143.27-52、142.94-98、142.34-41、141.64や141.13割れをストップに買い直し場を探したい。
 ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1214まで反発も、現状はこれが上値を抑え揉み合い気味。下値は、1.0882を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.0778、1.0710割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、1.0997が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.1037-57、1.1083、1.1141、1.1209-14、1.1276、1.1396、1.1495越えをストップに順次売り直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3435まで上値拡大も更なる展開とならず、上値は、1.3114-35が押さえると買いは利食いで、売りは1.3175越えをストップ、越えても1.32ミドル、1.3306と売り場探し。更には1.3390をストップ、または1.3423-35越えをストップに売り上がり。越えても1.3500や1.3550、1.3644、1.3690、1.3749などをストップに順次売り場探し。下値は1.3002-33が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.2940-75割れをストップに、買い直しとなる
 一方クロス円では、ユーロ円は、再度163.57に迫る上昇、163.57や164円を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、161.91を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、161.00割れをストップに買い直し。更には160円、158.71、158.10-38、157.78、157.05-11円割れをストップに順次買い直しとなる
 ポンド円は、195.63まで再反発、上値は195.63-98が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。下値は、194円前後、192.71-89が維持されると売りは利食い、買い割れるなら止めて、191.74、190.42、189.57-86、188.73、188.17、187.36、186.68割れをストップに順次買い場探しとなる。、
 豪ドル円は、101.43まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は101.43を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は99.09-21が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、98.69-75をストップに買い直し。更には97.95-35、97.63、96.72、95.33、94.70、93.43-87割れをストップに順次買い場探しとなる。
 NZD円は、91.93まで再反発も更なる展開とならず、上値は91.93-96を前に上げ渋りでは買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、92.30、92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。下値は、90.07-13を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは89.80-87割れをストップ、割れても89.38、88.61、87.50-88割れをストップに順次買い直しとなる。