昨晩の海外市場は、大きな材料のない中、パウエルFRB議長の米下院金融サービス委員会での議会証言に、目新しいものはなく反応は限られたが、堅調な日欧米株価を背景に、リスクオンの展開。米5月卸売売上高は、前月比で予想を上回ったが影響はうすく、米10年物国債利回りは、4.312%から4.267%で揉み合い気味に推移した。
ドル円は、161.80まで反発、ユーロドルは、1.0812から1.0839で揉み合い、ポンドドルは、ピル英MPC委員が「利下げするかどうかではなく、いつ利下げするかが問題」と発言、「まだ来月の利下げに確信を持てていない」などと述べたことを背景に、1.3847まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円は175.16、ポンド円は207.82と今年の高値を更新、オージー円は109.16、NZD円は98.41、カナダ円は118.87まで反発した。