金曜日の海外市場は、NY債券・株式・商品市場が短縮取引で閑散の中、ドルや円の軟調な展開が続いた。米11月サービス業・総合PMIが、予想を上回ったが、製造業PMMIが予想を下回り影響は限られた。米10年物国債利回りは、4.492%まで上昇したが、ドル買いは見えなかった。
ドル円は、149.20から149.67で上下、ユーロドルは、独7-9月期GDP・改定値は、速報から変化は薄く、独11月ifo企業景況感指数が、予想より弱かったが、1.0949まで反発、ポンドドルは、1.2615まで値を上げた。尚ラガルドECB総裁が「インフレとの闘いの勝利宣言はまだだ」デギンドスECB副総裁は「現在の金利水準は十分に長く維持されており、今後インフレは抑制される可能性が高い」、ミュラー・エストニア中銀総裁は「おそらくこれ以上利上げする必要はない」との見解を示している。
一方クロス円では、ユーロ円は163.65、ポンド円は188.67、オージー円は98.55、NZD円は91.04まで買い戻され、カナダ円は、加9月小売売上高が、予想を上回ったこともあり109.99まで値を上げた。