今日の裏読み、表読み(2023/07/17)

今週は、米国の住宅関連指標、その他では、物価指数の発表などが焦点となるが、先週の米物価指数の結果を受けて強まったドル売りが継続するのか、大きな焦点となる。
 本日は、東京市場が休場で、アジア市場は、動意に薄い展開が想定されるが、ただ、中国でGDPなど重要な指標が発表されることで、結果次第で一定の動きが出るか注目となる。
 海外では、加5月月卸売売上高や米7月NY連銀製造業景気指数が焦点となるが、米国では直近良好な経済指標が続く中、NY連銀製造業指数などの結果次第で、一定の動きが出るか注目したい。
 要人発言としては、中欧東欧南東欧地域に関する第9回ECB会議が開催され、ECB要人の発言が続く。来週27日のECB理事会に向けて、タカ派発言が続くとユーロ相場を支えそうだ。

 戦略としては、ドル円は、上値を145.07でCapされて、137.92まで下落。日足の雲の上限を割り込んでいるが、137.25を安値に、下げ止まりが見えており、これが維持されると、ここからは更に突っ込み売りは避けたい。本日のアジア時間は、東京の休場で、動意が薄そうで、早期は金曜日の高値139.16が押さえると売り目線。超えても139円ミドルへの反発では、139.76越えをストップに売り、更には141円を超えるまでは売り直しとなる。下値は138円方向への調整から137円後半を買い下がって、ストップは137.25割れ。ただ、こういった下落では、それまでの直近高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。
 ユーロドルは、1.1245まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。あくまで押し目があれば買いを狙う形で、早期は慎重に売り場探しで、ストップは1.1250越えで対応したい。ターゲットは、まず、1.12前後の維持では買い戻し、割れても1.11ミドルが維持されると利食いや買い狙いで、買いは1.1110-30ゾーンまで買い下がってストップは1.11割れ。割れても1.1072-89、1.10ミドルまでは買い下がって、ストップは1.1012割れまたは、1.0977割れとするなら買い下がりとなるが、こういった買いの場合は、戻りが直近の高値で抑えられると利食い優先となる。
 ポンドドルは、1.3142まで反発。一過性の上昇であって上値追いは避けたい。早期は、慎重に上げ渋りを見えて、この1.3142,または1.32越えをストップに売り上がりで、ターゲットは押しが甘ければ買い戻しながら、1.0305-45ゾーンではしっかりと利食いで、また買いはこの位置から1.30まで買い場を探して、このストップは1.2977割れとなる。また割れても1.29方向への調整は買い場探し。ただ、こういった買いのターゲットは、その直前の高値がCapされると利食いを優先しながら対応したい。 
 一方クロス円は、高値圏からの調整が、12日の安値で一定の下値を見ており、押し目は、この12日の安値をバックに買い狙いも、反発で14日の高値が押さえると利食い優先。超えても7月10-6日の高値圏を前に、上げ渋りでは利食い優先やこれをストップに売場探しとなる。この売りのターゲットは、押しが甘ければ、12日の安値を前に利食い優先となる。