今日の裏読み、表読み(2023/06/02)

昨晩は、米株の全面高もあって、リスクオンの動きとなった。ただ、本日は週末もあって、一定のポジション調整の動きも想定されることは注意しておきたい。
 経済指標としては、NZ第1四半期輸出・輸入価格、豪4月投資用・居住用住宅ローン、仏4月鉱工業生産、米5月雇用統計が発表される。
 注目は米雇用統計となるが、昨日発表されたADPが強い結果もドル買いが限定されており、本日の非農業部門雇用者数が、予想を上回る結果となっても、一定の織り込みとなりそう。リスクはサプライズ的な弱い結果となりそうだ。
 その他、米雇用統計後は、米長期金利と株価の動向次第での相場の動きとなりそうだ。

戦略としては、ドル円は、下値を137.43で維持して140.93まで上値を拡大も更なる展開とならず、一定の調整が実現している。140.93が当面の高値としていしされるか注目となるが、ただ、突っ込み売りは避けたい。下値は昨晩の安値138.45が維持されると買っても、ターゲットは、139.00-50ゾーンなどが押さえると利食い優先。また売りは昨日の高値139.95をストップ、または、140.38をストップとして売り上がりたい。売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いを優先しながらの対応となる。また、138.45を割れるケースでは、137.50割れをストップに買い直し場を探して、この場合のターゲットは反発があれば、しっかりと利食いたい。
ユーロドルは、上値を1.1092-95で抑えられて、1.0635まで下値を拡大も、これを維持する形。ただ、上値追いは出来ず、1.0768が押さえると売り、超えても1.0801越えをストップに売り上がって、ターゲットは、1.0680-20ゾーンが維持されると利食い優先や買い狙いで、買いは1.0660や1.0635割れをストップに買い下がって、この買いのターゲットは、それまでの高値が押さえると利食い優先となる。 
ポンドドルは、1.2308まで下落も、これを維持して一定の反発が示現している。ただ、上値追いも厳しく、あくまで押し目があれば買い狙い。早期は昨日の高値1.2540が押さえると売り狙いで、ターゲットは、1.2450を前に下げ止まりでは利食い優先。またこの位置の買いは1.24割れをストップ、または、1.2308-48ゾーン割れをストップに買い下がりとなるが、こういった買いのそれまでの高値が押さえると利食い優先となる。
一方クロス円は、利食いが継続している。ただ突っ込み売りは避けたい。一応昨日の安値が維持されると、これをストップに買っても、6月1日や5月31日の高値が押さえると利食いで、超えても29日の高値を前に上げ渋りでは利食いやこれをストップに売りを狙って、この売りのターゲットは、それまでの安値が維持されると利食い優先となる。