昨日は、注目されたパウエルFRB議長に、金融政策に関して言及がなく、相場は保合に留まった。本日もあまり大きな材料はなく、同様な展開が続くか焦点となる。
経済指標としては、日本の12月外貨準備高と11月景気先行指数・速報値、豪11月小売売上高と消費者物価指数、米MBA住宅ローン申請指数、NZ11月住宅建設許可件数などが発表される。
大きな材料はないが、豪州が注目となりそう。11月小売売上高の焦点だが、豪消費者物価指数は、過去4半期ベースの発表だったが、昨年から月次ベースの発表が実施されている。10月は伸び悩んだが、今回は強めが想定されており、この結果次第で豪ドルが一定の動きを示すか注目したい。
その他特別のことはないが、米国の10年物国債の入札を受けた米長期金利の動向、引き続き株価の動きも注視しながら対応したい。
戦略としては、ドル円は、ほぼ131.30から132.65で揉み合っており、このブレイクが焦点だが、それまではこの上下をストップに、レンジでの逆張りで臨む形となる。また、ブレイクの場合、積極的ななら順張りで臨むも、上値は134.10越えをストップに売り直し、下値は129.92や129.52割れをストップに買い直し場を探しながら、逆に前述のレンジの下限が押さえると利食い、買いは上限が逆サポートするなら利食いとなる。
ユーロドルは、高値圏で揉み合い。1.0712と1.0761のブレイクを見る形となる。ドル円同様逆張りで臨むのも一考だが、高値圏にあって、ユーロドルは売り志向を中心に検討したい。上値は1.08越えをストップに売場探しから、ターゲットは1.0712が維持されると利食いも、割れるなら1.0700や1.0650を睨みながら、下げ止まりでは利食い優先から、買い場探しとなるが、このストップは1.0634割れなどで対応。また更に割れても1.0597割れをストップに買い直しとなる。
ポンドドルも、1.2210を高値に調整気味で、引き続きこれをストップに売り狙いから、ターゲットは1.2110の動向次第。1.21もしっかりと割れると1.20ミドルで利食い優先。この位置の買いは1.2035をストップに検討するが、1.2110が上値を抑えると利食いを優先したい。
一方クロス円は、引き続きまちまちの展開が続いている。通貨ペア別の戦略となるが、不透明だが、基本的には直近高値をバックに売場探しから、下げが甘ければ利食いながら回転売買が望ましい。