今日の裏読み、表読み

週末は米感謝祭で、動意に薄い展開となったが、今週は週末の米雇用統計を始め、重要な米経済指標が続くこともあって、年末に向けて相場に動きが出るか注目となる。
本日の経済指標としては、豪10月小売売上高、英11月CBI小売売上高調査、加第3四半期経常収支、米11月ダラス連銀製造業業況指数などが発表されるが、あまり注目度の高い指標の発表はなく、総じて影響は限られそう。
要人発言としては、ラガルドECB総裁は、先週のECB理事会議事録で、多くの中銀総裁が0.75%の利上げを支持したとされているが、焦点は12月の利上げであり、牽制的な発言が出ると、ユーロ相場の圧迫要因、一方ウィリアムズNY連銀総裁は、直近マーケットが、12月の利上げ幅の縮小を強く見込む中、単月の指標での判断に時期尚早感を示すとドルの巻き戻しも想定される。
その他、あまり大きなことはなく、米長期金利や株価を睨んで神経質な展開を想定して対応したい。

戦略としては、ドル円は、円買いが続くも137.68-138.06が維持されており、更に突っ込み売りの状況ではなさそう。一応139円が維持されており、この維持では買っても、割れるなら一旦止めて、再度138.37や138.06をストップに買い直し。一方上値は139.60前後が抑えると利食い、越えても140円前後では、利食いを優先して、この位置からは売り場探し。140.37をストップとするか、思い切るなら141.13をストップに売り上がりとなるが、こういった反発では下げが甘ければ、利食いを優先したい。
ユーロドルは、週末は堅調を維持するも、週初から材料が不透明も、若干売りが優勢となっている。早期は早朝のギャップや1.0449をストップに戻り売り場を探して、ターゲットは、1.03ミドル、1.03まで買い下がって、ストップは1.03のクリアな下方ブレイク。また割れても1.02ミドルは堅くなりそうだ。
ポンドドルも同様な展開で、1.2154をバックに1.21への戻りでは売り場探しで、ターゲットは、1.20ミドルや1.20前後と利食い、買いはこういった位置から1.19ミドルまで買い下がって、ストップは1.1872割れで対応したい。 
一方クロス円は、堅調が見えるも基本は揉み合い相場であり、引き続き直近安値や高値をを睨んで、大きめの調整や反発では、逆張りから入って、利が乗れば軽く利食うスタンスが安全そうだ。