昨晩の海外市場は、英中銀が、「9月22日から10月14日まで、期間20年以上の普通国債を1回のオペにつき最大50億ポンドまでに買い入れ、来週予定していた国債の売却計画を10月31日まで延期する」と発表したことで、米長期金利も大きく低下、ドルの売り戻しが優勢となった。米10年物国債利回りは、アジア時間でつけた4.019%から3.697%まで低下し、NY株価3指数は大幅に反発した。尚、米8月卸売在庫が予想を上回ったが、MBA住宅ローン申請指数や8月住宅販売保留指数が弱い結果となったが、影響は限られた。
ドル円は、143.91まで下落、ユーロドルは、ラガルドECB総裁が「「今後数カ月は利上げを継続するだろう」などECB要人からタカ派発言が続き、0.9751まで反発、ポンドドルも1.0916まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円が140.40、ポンド円が157.09、オージー円は84.04、NZD円が82.60まで買い戻され、カナダ円は 「ハリケーン・イアン」がメキシコ湾に到達し、原油在庫が予想外の取り崩しとなったことで、原油先物価格が急騰し、105.94まで反発した。