今週は、注目のFOMCをはじめ、日銀金融政策決定会合、スイス国立銀行や英中銀と政策金利の公表が目白押しとなる。
相場が荒れた展開となるか注目されるが、本日は東京市場やロンドン市場が休場で、参加者の減少やエリザベス女王の国葬で、弔辞ムードも漂いそう。揉み合い気味の展開となるか注目したい。
経済指標としても、ユーロ圏7月建設支出、加8月鉱工業製品・原料価格指数と8月生産者物価指数、米9月NAHB住宅市場指数などが発表されるも、総じて影響力の少ない指標のみで、相場の反応は限られそう。
要人発言としては、今週はブラックアウト期間でFOMC関係者の発言機会はないが、ECBの関係者の発言機会が多く、本日もデギンドスECB副総裁、ホルツマン・オーストリア中銀総裁やビルロワドガロー仏中銀総裁などが発言する。先週からユーロ高に対する懸念が見えており、こういった発言が続いた場合、ユーロ相場を支えるか注目したい。
その他引き続き米長期金利や株価の動向にも注意しながら対応したい。
為替の戦略としては、ドル円では、直近東京で円売りを強める本邦輸入勢が不在であり、今日は慎重に戻りは売り場探し。ストップは143.80越え。ターゲットは、142.55-79ゾーンが維持されるか注目も、割れる動きがあれば、142円前半で利食い優先。またこういった位置からは買い下がって、ストップ派141.50割れなどで対応するが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食っておきたい。
ユーロドルは、若干揉み合い気味だが、0.9945をストップに押し目買いから、1.0050が押さえると利食い、超えても1.0100では利食いながら、売りは1.0120越えをストップに検討したい。またポンドドルは、どうにか1.1350を守る形。引き続き長期的なポンドドルの買い場との認識は変わらないが、本日英女王に対する経緯もあって、1.1350割れをバックに、買い場探しも、デイでは、1.15や1.15ミドルが抑えるなら利食いで、売りは1.1590をストップに対応したい。
一方クロス円は、まちまちの展開で、ユーロ円は売り場探し。その他下落しているクロス円は、慎重に押し目買いから入って、トレンドが若干不透明で、反発反転では、はしっかりと利食って置きたい。