本日の経済指標としては、NZ8月製造業PMI、中国の8月住宅価格指数と小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資、英8月小売売上高、ユーロ圏8月消費者物価指数・改定値、加8月住宅着工件数、7月対内・対外証券投資額と卸売売上高、米9月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが発表される。
中国の指標は引き続き弱い結果がリスクとなるが、直近中国株や人民元を除くと影響は限られそう。英8月小売売上高やユーロ圏8月消費者物価指数・改定値は、結果の強弱次第で、米9月ミシガン大学消費者信頼感指数も結果次第だが、インフレ指数の若干の弱含みが見えており、良好な結果となるか注目したい。
また週末もあって、ポジション調整の動きに注意だが、メジャーSQを迎えるNY株価の軟調が続くと良い影響はなく、米長期金利の高止まりも、来週のFOMCを睨むと米10年債で、3.5%の壁を突破する動きが見えるか注目したい。
その他北大西洋条約機構やロシア国債の償還・利払いが、相場に影響を与えることはなさそうだ。
為替の戦略としては、ドル円では、昨晩の海外レンジとなる143.15-80のブレイクを見る形。買いはあくまで押し目待ちだが、ストップを142.79とするか、142.50割れで買い下がる形。売りは144円が押さえるのかが焦点となるが、売りはしっかりとCapを見ながら、できれば144円ミドルまで売り上がりの余裕を持って対応するが、やはり145円超えるなら一旦止めておきたい。
ユーロドルは、一応0.99ミドルと1.00前半での動き。このレンジで逆張りを決め込むか、ブレイクした場合に、逆張り場を探すのも一考。下値は0.9864の直近最安値割れをストップ、上値はストップ・ポイントが微妙だが、一旦1.00ミドルからの売り直しなら、1.0100越えなどで対応したい。またポンドドルが、昨日は対ユーロで、大口の売りが出たようで、更なる下値トライがあるか注意だが、引き続き1.14が守られるか確認して対応。今日はストップを1.1350割れに置いて、慎重に買い下がって、ただ、ターゲットは、1.15ミドルが抑えると利食い、売りは1.1590をストップに対応したい。
一方クロス円は、まちまちの展開で、ユーロ円は売り場探し。その他下落しているクロス円は、慎重に押し目買いから入って、トレンドが若干不透明で、反発反転では、はしっかりと利食って置きたい。