昨晩は予想に反して、米CPIが強い結果となったことで、ドルが全面高となった。本日も米物価指数で相場が荒れるか注目したい。
経済指標としては、NZ第2四半期経常収支、日本では、7月機械受注、7月鉱工業生産・確報値と設備稼働率、英8月消費者・小売物価指数、ユーロ圏7月鉱工業生産、米MBA住宅ローン申請指数と8月卸売物価指数、加7月製造業出荷・卸売物価指数などが発表される。
他にあまり重要な指標やイベントもなく、本日も米卸売物価指数が大きな焦点となる。昨晩9月FOMCでの1%利上げの確率が上昇したようだが、恐らくその可能性は低く、卸売物価の結果次第も、こういった見方が再確認されるとドルに一定の売り戻しが入る可能性に注目して対応したい。
為替の戦略としては、ドル円は、145円の攻防となるが、超えても追いかけるのは避けたいところ。といって売りもアンタッチャブルな感じがあり、様子見からこの状況を確認するのが良さそう。ともかく145円を超えてから売り場探し。ストップは145.50や146円越えで臨機応変に対応したい。一方押し目があれば買い狙いとなるが、144円前半の買いは143.77をストップ、さもなくば143円ミドルから143円方向があれば検討したい。
ユーロドルも案外落ちているが、ここは慎重に押し目買い場を探して、ストップは0.9930割れ、思い切るなら0.9864の直近最安値割れで検討するが、上値は、既に1.0050前後が重くなることで、利食いや売り狙いとなる。ポンドドルも同様で、ストップは1.1460割れまたは、最安値圏の1.14割れで対応も、1.1585が重くなるなら利食いや売りとなる。
一方クロス円は、直近上ヒゲが出ており、なかなか微妙な展開で、戻りはこの上ヒゲをバックに、十分引っ張って売りを狙いたい。 買いはしっかりと深めの押し目待ちが安全となりそうだ。