昨晩の海外

昨晩の海外市場は、ロシア軍がウクライナと国境を接する地域などでの戦闘訓練を終えた1万人以上の兵士を通常の配置に戻すと発表したことで、リスク回避志向に巻き戻しが見えたが、欧州で1日当たりの新型コロナウイルス新規感染者数が過去最多を更新していることが、上値を抑えた。米10月住宅価格指数が予想を上回ったが、10月ケース・シラー住宅価格指数が予想を下回り、NY株価は、NYダウが上昇も、ナスダックやS&Pがマイナスとなり、米10年物国債利回りが、1.455%から1.489%の狭いレンジの推移に留まり、総じて影響は限定された。
 ドル円は114.90から114.71で揉み合い、ユーロドルは1.1333まで反発後1.1290まで下落、ポンドドルは、1.3462から1.3415売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は130.21まで反発後129.61まで売りに押され、ポンド円も154.58から154.01、オージー円は83.45、NZD円は78.45から77.92、カナダ円は89.88から89.46まで下落した。