昨晩の海外

昨晩の海外市場は、クロス中心にユーロが全面安の展開となった。米11月NY連銀製造業景気指数が強い結果となったこともあり、米10年物国債利回りが1.623%まで上昇、ドル相場を支えた。また、NY株価3指数が、上昇スタート後、マイナス圏に落ち込んだがリスクオフの動きは広がっていない。 
 ドル円は、114.22までじり高、ユーロドルは、欧州で新型コロナウイルス感染が再拡大していること、ラガルドECB総裁が、改めて金融引き締めはメリットよりデメリットが大きいことを主張したこともあって、昨年7月以来の安値1.1356まで下落、ポンドドルは、ベイリー英中銀総裁が「すべての会合で利上げの可能性がある」、サンダース英MPC委員会が「インフレ率が全般的に上昇する可能性は、現在の利上げを正当化するのに十分なほど高い」と発言したことで、1.3404から1.3450まで上昇後、このレンジで推移した。またユーロポンドは0.8471まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が129.69まで値を下げ、ポンド円は152.63から153.29まで反発、オージー円が83.94、NZD円が一時80.61、カナダ円は91.24まで上昇した。