金曜日の海外

金曜日の海外市場は、米9月小売売上高が予想を上回ったこともあって、米長期金利が高止まりしたこと、NY株価3指数が堅調の上昇を続けたことで、リスクオンの円売りが続いた。ただ、10月NY連銀製造業景気指数やミシガン大消費者信頼感指数・速報値は、予想を下回っており、円は下げ渋った。一方米10年物国債利回りは、1.579%までじり高となった。
 ドル円は、114.46まで上昇後、弱い米指標結果を受けて113.98まで一時売りに押され、ユーロドルは、1.1619から1.1588の狭いレンジで推移、ポンドドルは、北アイルランド国境問題で、EUが新たな譲歩案を提案したこともあって、対ユーロでの買いが追い風となって1.3755まで買い戻された。またユーロポンドは、0.8424と2020年2月来の安値まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円が、132.78まで上昇後132.31まで売りに押され、ポンド円は157.43の高値、オージー円は84.93から84.61で推移、NZD円は、対豪ドルの買いもあって80.87まで値を上げ、カナダ円は92.68まで上昇後92.15まで利食いに押された。尚AUD/NZDは、1.0488まで売りに押された。