昨晩の海外

昨晩の海外市場は、暗号資産に買い戻しが入ったことなどから米株価3指数がハイテク株中心に堅調な展開となったが、為替市場は保合気味の展開に留まった。ただ米10年物国債利回りは、米4月シカゴ地区連銀全米活動指数が予想を下回り、週末バイデン政権が、インフラ投資額を引き下げたことで、1.628%から1.594%まで一時低下したことが、ドルの上値を抑えた。また、ブレイナードFRB理事が、「米国は空前の景気回復の真っ只中にある」、「近い将来、インフレ率の上昇が予想される」、ブラード・セントルイス連銀総裁が「今後数カ月で、FRBの資産購入変更を検討する可能性がある」と発言したが、影響は限られた。
 ドル円は108.70を安値に109.00まで反発後、このレンジで揉み合い、ユーロドルは、対ポンドでの買いで1.2230まで反発、ポンドドルは、英5月製造業PMI・速報値が強い結果となったが、1.4172から1.4112で上下した。 
 一方クロス円では、ユーロ円が133.05まで反発、ポンド円は154.14から153.77で上下、オージー円が84.39、NZD円は78.53まで上昇、カナダ円は、原油価格の大幅上昇にも90.38から90.02の推移に留まった。