昨晩の海外

昨晩の海外市場は、今週の中銀イベントを控え、様子見ムードが広がった。米3月NY連銀製造業景気指数が強い結果となったが、米10年物国債利回りは1.64%から1.60%前後まで低下、NY株価3指数は、一時マイナス圏に調整も、プラス圏を回復して堅調な推移となったが、ドル売りは限定された。また、バイデン政権が、「連邦税の引き上げを検討」との報道が伝わったが、悪影響は見えなかった。
 ドル円は109.36を高値に109.00を下値に揉み合い、ユーロドルもイタリアの再ロックダウンが上値を抑え、1.1940から1.1911の狭いレンジで推移、ポンドドルは、欧州諸国が英国のアストラゼネカ製ワクチンの使用を一時中断したと発表したことが嫌気され、1.3948から1.3853まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円は130.26から129.99で上下、ポンド円は、151.21まで下落、オージー円は84.62から84.12、NZD円は78.68から78.25、カナダ円は87.67の高値から87.22で推移した。