昨晩の海外

金曜日の海外市場は、米10年物国債利回りが、直近の安値レベルを上回り、1.64%台まで金利が上昇したこと、週末のポジション調整の動きもあって、ドル買いが優勢で引けた。米2月卸売物価指数は、コア指数とも概ね予想通りの結果となり、影響は限られた。株価面では、NYダウが、追加景気対策期待で307ドル高まで上昇した半面、ナスダック指数は、金利高を嫌気してマイナス圏で推移した。 
 ドル円は、米長期金利上昇を受けて109.17まで上昇後、下落も108.82に限定され、ユーロドルは1.1910まで下落後、対ポンドでの買いで1.1961まで反発、ポンドドルは、1.3864まで一時値を下げた。ユーロポンドは、0.8599まで買い戻された。
 クロス円では、ユーロ円が130.39まで上昇、ポンド円は152.25を高値に151.24まで売りに押され、オージー円が84.69まで上昇する一方、NZD円は78.04まで売りに押された。またカナダ円は、カナダの強い雇用統計を受けて87.50まで上昇を強めた。尚AUD/NZDは、1.0820まで上昇した。