昨晩の海外

昨晩の海外市場も米長期金利を睨んで、ドルが上下するも、米30年物国債入札が、堅調だったことで、10年国債利回りが、1.55%を手前に上げ渋ったことがドルの上値を押さえた。また、週間新規失業保険申請件数が、市場予想を下回ったことで、NYダウとS&Pが、市場高値を更新する動き、ナスダック指数も、364ポイント高まで反発した。
 ドル円は、欧州初頭の米長期金利の上昇を受けて108.72まで反発後、108.36まで下落、ユーロドルは、ECBが予想通り、政策金利の現状維持を発表したが、声明で「パンデミック緊急購入プログラムの購入ペースを次の四半期で大きく加速する」との見解が示されたことで、1.1928まで下落後、ラガルドECB総裁が、「ECBは、イールドカーブコントロールを行わず」、「一時的なインフレ急騰は重視しない」などと述べたこともあり、1.1990まで反発、ポンドドルも1.3997まで上昇した。
 一方クロス円では、ユーロ円が130.02、ポンド円が151.78まで上昇、オージー円は84.55から84.08、NZD円は76.62から78.06で上下、カナダ円は86.62まで上昇した。