昨晩の海外

金曜日の海外市場は、未だNY株式・債券市場が、感謝祭で半日取引となっており、動意に薄い展開も、全般的に堅調な株価を受けて、ドルが軟調な動きを続けた。NYダウは再度3万ドル台に乗せるも維持出来ていないが、ナスダック総合やS&P500種株価指数は史上最高値を更新した。なお、トランプ大統領が、「12月14日に行われる選挙人投票で、民主党のバイデン前副大統領の勝利が、正式に決まれば退任に応じる」と述べたが、影響は見えなかった。
ドル円は103.91を安値に104.22まで一時反発、ユーロドルは、ユーロ圏11月経済信頼感指数が予想を上回り 1.1963までじり高となったが、ポンドドルは、今週も英EUのFTA交渉に進展がなく、対ユーロでの売りも伴って1.3288まで下落した。フロスト英首席交渉官は「英国の要求を基礎とした合意案以外での妥結は不可能」、バルニエEU離脱首席交渉官は「漁業などの懸案を巡って英国との間に大きな溝が残っている」と表明したが、来週も交渉が継続される見通し。また、ユーロポンドは、0.9000まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円は124.49まで反発、ポンド円が138.28まで売られ、オージー円が76.96、NZD円が73.25、カナダ円が80.26まで反発した。