昨晩の海外市場は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて軟調な株価が続く中、リスクオフの動きは広がらず、総じて揉み合いの展開に留まった。米9月耐久財受注や10月リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を上回った一方、コンファレンスボードの10月消費者信頼感指数が予想を下回り、相場の反応は限られた。尚英欧仏の株価指数はマイナス圏で引け、ナスダック指数は、プラスで引けたが、NYダウとS&Pは、企業決算を嫌気する形で続落した。
ドル円は、104.84から104.39まで下落、ユーロドルは、フランスではコロナ感染による死者数が拡大、マクロン大統領が、新たなコロナ対策について発表すると報じられたが影響は薄く、1.1796から1.1839まで一時反発、ポンドドルは、1.3002から1.3080まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円が123.40まで下落、ポンド円は136.60から136.16で上下、オージー円が74.80から74.47に軟化したが、NZD円は69.93から70.24まで反発、カナダ円は、トランプ大統領が、カナダ産アルミニウムへの追加関税を示唆したが、79.55から79.28の小動きに留まった。