昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米追加経済対策を睨んで株価が上下、為替市場も揉み合いが続いた。米経済指標としては、8月米個人消費支出や週間新規失業保険申請件数が予想を上回り、一時ドル買いとなるも9月ISM製造業景気指数が予想を下回ったことが嫌気された。また、NYダウは、259ドル高まで上昇後、「米下院は本日、米経済対策法案を採決する予定」と伝わると112ドル安まで下落したが、「ペロシ下院議長とムニューシン財務長官は本日遅くまで協議を継続する」との報道が下支えとなった。
ドル円は105.44から105.73で上下、ユーロドルは、1.1770かを高値に1.1721で上下、ポンドドルは、フォンデアライエン欧州委員長が「国内市場法案について英国に正式な通知書を送付した」、「英国は1カ月以内に返答する必要がある」と述べ、EUが英国の国内市場法案を巡って法的手続きを開始したことが明らかになり、1.2820まで売り込まれた後、「英国とEUは国家補助に関する落しどころにたどり着きつつある」の一部報道を受けて1.2980まで買い戻されたが、その後はもみ合い推移となった。
一方クロス円では、ユーロ円が123.71から124.21、ポンド円は135.37から137.02、オージー円は76.06から75.69で上下、NZD円は69.88から70.26まで反発、カナダ円は79.68まで反発した。