昨晩の海外市場は、一時のドル売りも、米8月ISM製造業景気指数が、市場予想を上回ったことで、米長期金利の低下にも、ドルの買い戻しが優勢で引けた。米国株価は、ブレイナードFRB理事が「なお一層の緩和策が必要」と述べたこと、ムニューシン財務長官とペロシ下院議長との話し合いが行われるとの報道もあって、ナスダック総合指数やS&Pが史上高値を更新、3指数とも上昇したがリスクオンの動きは広がっていない。
ドル円は、一時106.15まで上昇、ユーロドルは、ユーロ圏8月消費者物価指数の速報値が予想を下回ったが、相場の影響は薄く、仕掛け的な買いで、一時2018年5月2日以来の高値となる1.2011まで上昇後、1.1901まで売りに押され、ポンドドルも1.3482を高値に、1.3370まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円が127.08の高値から126.14、ポンド円は142.70から141.73まで下落、オージー円は78.30から78.02、NZD円は71.88から71.42、カナダ円は81.48から81.00まで利食いに押された。