昨晩の海外

金曜日の海外市場は、良好な米7月雇用統計、クドローNEC委員長が、新型コロナウイルス追加経済対策を巡る米与野党協議が難航していることを示唆したこと、トランプ政権が香港政府トップらに制裁を科すと発表したことなどもリスク回避のドル買いを支えた。7月非農業部門雇用者数は、176.3万人増と市場予想の158万人増を上回り、失業率は10.2%と予想の10.5%を下回った。
尚、追加経済対策の与野党協議は物別れに終わったが、ムニューシン財務長官は、「トランプ大統領に追加経済対策での大統領令を提言する」と述べたことが、株価もプラス圏に持ち上げた。NYダウは、163ドル安から69ドル高で引けた。
ドル円は、104.48から106.05まで反発、ユーロドルは、大手邦銀が「短期的なユーロドルのショートを推奨する」リポートを発表したこともあって1.1755まで売りに押され、ポンドドルは1.3010まで一時下落した。
一方クロス円では、ユーロ円は、125.10から124.46、ポンド円が137.85まで下落、オージー円が75.74、NZD円は69.85まで値を下げ、カナダ円は、カナダ7月雇用統計が予想より改善を見せたことで79.33から79.04で上下した。