昨晩の海外

金曜日の海外市場は、前日に大幅下げたNYダウが、837ドル高でスタートしたことで、リスク回避の動きが一服するも、上げ渋ったことで、総じて警戒感が残る展開で終了した。NYダウは837ドル高から49ドル安まで下落後477ドル高で引けた。また6月ミシガン大消費者信頼感指数の速報値が予想を上回り、半期に一度のFRBの金融政策報告では、「金融セクターの脆弱性が短期的に顕著となる見通し」との見解が示されたが、影響は限定された。
ドル円は107.55まで反発、ユーロドルは、「メルケル独政権は付加価値税を半年間引き下げ、景気を刺激する方針」との報道を受けて1.1340の日中高値示現後、1.1213まで下落、ポンドドルは、英4月月次GDPが、過去最大の減少幅となったことや英政府が欧州連合離脱後の「移行期間」を延長しないことをEUに正式に表明したことで、1.2475まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円は、121.82から120.52、ポンド円は136.06から134.03、オージー円は74.32から73.20、NZD円が69.61から68.62、カナダ円は79.49から78.73まで売りに押された。