昨晩の海外市場は、欧米株価や原油先物相場の反発にも、ユーロ売りを除いて、総じて揉み合いの展開に留まった。米4月ISM非製造業指数は、41.8と予想の37.8を上回ったが、相場の反応は限られた。
ドル円は、106.90から106.42まで下落、ユーロドルは、独憲法裁判所が「ECBの量的緩和政策は一部違憲」との判断、ECBに対して3カ月以内のQE修正を要求しているとの報道を受けて、1.0826まで急落気味となったが、ショルツ独財務相が「本質的にはECBの国債買い入れを支持している」と発言、ECBは「インフレの責務に完全にコミットしている」と表明したことで、どうにか下げ止まりを見せたが、安値圏での推移が続き、ポンドドルは、1.2485から1.2421で揉み合いの展開に留まった。
一方クロス円では、ユーロ円が115.41、ポンド円が132.45まで下落、オージー円は68.99から68.49、NZD円は64.80から64.43、カナダ円は75.75から76.13で上下した。