金曜日「の海外市場は、週末を控えて、トランプ大統領の発言をきっかけとした米中対立懸念の再燃、アップルやアマゾンの決算発表などを嫌気してNYダウが、700ドル越えの下落となり、リスク回避的な展開で終了した。トランプ大統領は、「中国が初期対応を誤った結果、新型コロナウイルスが世界に拡散した」として、同国に報復措置を検討していると明らかにしており、一部で「米政権は損害賠償金を中国に直接請求することも検討」、「中国が保有する米国債の償還を拒否する可能性がある」との報道も嫌気された。また注目の米4月ISM製造業景気指数は、予想ほど悪化しなかったが、ドルの動きはまちまちに終わった。
ドル円は106.60まで下落後107.08まで反発、ユーロドルは、月末からのユーロの買い戻しが続き1.1019まで一時反発、ポンドドルは、対ユーロでの売りに押され1.2484まで下落、ユーロポンドは、0.8797まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が117.02から117.77、ポンド円は134.65から133.38まで売りに押され、オージー円は68.51、NZD円は64.59、カナダ円も75.67まで下落した。