昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米3月新築住宅販売件数や週間新規失業保険申請件数が予想より悪化したこと、FRBは、「大規模な金融支援策に含まれる州・地方政府への融資を巡って、その範囲の拡大を検討」との報道などがドル売りを誘ったが、原油の反発を受けて409ドル高からスタートしたNYダウが、「新型コロナ治療薬として期待されていたギリアド・サイエンシズのレムデシビルは、初回試験に失敗」との報道などもあって、高値を維持できなかったことで、ドルや円の買い戻しで終了した。
ドル円は、107.35を安値に「日銀が、来週の金融政策決定会合で、無制限の国債購入やCP・社債の購入上限額倍増など追加の金融緩和策を検討」との報道を受けて、一時108.04まで反発も、その後売りに押され、ユーロドルは、2か月連続で過去最低水準を下回った欧州のPMIを受けて1.0756まで下落後1.0847まで反発したが、EU首脳テレビ会議で、新型コロナ復興対策についての話し合いが合意に至らなかったことで失望の売りにさらされ、ポンドドルは、1.2309から1.2415で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円は116.82を高値に115.64まで売りに押され、ポンド円は、132.40から133.69で上下、オージー円は68.13から69.02、NZD円は64.17から65.08、カナダ円は75.87から76.89まで一時値を回復した。