昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気減速懸念、米国で次々と感染者が発表されたことなどからNYダウが、1100ドル越えの下落、米長期金利の低下もあって、ドル安、リスク回避の動きが続いた。米経済指標としては、1月製造業新規受注や週間新規失業保険申請件数が予想を下回り、米上院が、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急対策として総額83億ドルの歳出法案を可決したが、影響は薄かった。
 ドル円は105.97まで下落、ユーロドルは1.1235まで買われ、ポンドドルは、英EUの通商交渉において、バルニエ欧州委員・EUU離脱首席交渉官が、「英国と多くの深刻な相違点がある」と述べるも影響は薄く、1.2969まで反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円は118.99、ポンド円は137.37、オージー円は69.96、NZD円は66.77、カナダ円は78.96まで売りに押された。