昨晩の海外市場は、米2月ADP全米雇用報告や2月ISM非製造業指数が、予想を上回ったこと、IMFが中国の景気減速の下げ止まりを示唆したこと、米民主党大統領候補選で、バイデン氏が優勢との報道などから安心感が戻り、NYダウが1184ドル高まで買い戻されたことで、リスク回避の動きは一服となった。
ドル円は107.69を高値に107.13まで一時売りに押されるも、このレンジで推移、ユーロドルは、1.1187を高値に、仏独ユーロ圏2月サービス業PMIの改定値が、予想を下回る結果だったこと、ECBも来週12日の会合を前に、緊急利下げに踏み切るのではとの思惑、欧州委員会が仏伊のリセッションリスクを指摘したことなどから1.1096まで下落、ポンドドルは、対ユーロでの買い戻しで1.2771から1.2873まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円は120.13から119.02まで売りに押され、ポンド円は137.26から138.37まで反発、オージー円は71.33から70.84、NZD円は67.81から67.32で上下、カナダ円は カナダ中銀が政策金利を、予想外に0.50%の利下げに踏み切ったことで、80.65から79.89まで値を下げた。