昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、一旦下げ止まりを見せた株価が、乱高下となったことから、荒れた展開も、米長期金利の低下傾向が続き、ドルは軟調な展開となった。
 新型コロナウイルス対策を協議する3日のG7財務相電話会議に、中銀総裁も参加するとの報道や米2月ISM製造業景気指数が、50.1と予想の50.5を下回ったが、影響が若干に留まったことが好感された。
 ドル円はアジア時間の高値108.58から107.40まで一時下落も下げ止まりを見せ、ユーロドルは、対ポンドでの買い戻しから1.1185まで上昇、ポンドドルは1.2852を高値に、英中銀が「安定確保のため、あらゆる措置を講じる予定」との見解を示したことで、1.2340まで下落後、反発を1.2826に限定した。
 一方クロス円では、ユーロ円は119.26から120.71まで反発、ポンド円は139.20から137.17まで一時値を下げ、オージー円は71.21から70.19、NZD円は67.99から67.27、カナダ円は81.39から80.33まで一時売りに押された。