昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、新型肺炎の世界的な感染拡大を受けた欧州株やダウ先物の大幅安を受けて、リスク回避の動きが続いた。ダウ平均は、WTOが、世界的な危険性の評価をこれまでの「高い」から「非常に高い」に引き上げた」と発表、一時1085ドル安まで下落し、円買いを強めた一方、1月個人所得・支出や2月シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を上回ったことや月末のフローで、一時ドル買いも、パウエルFRB議長が「新型コロナウイルスを注視。経済を支援するために手段行使し適切に行動する」と発言、米10年物国債利回りが歴史的低水準を更新したことが、ドルの上値を抑えた。 
 ドル円は、107.51ユーロドルは1.1053から1.0951で上下、ポンドドルは、対ユーロでの売りで1.2920から1.2726まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円が118.39、ポンド円が137.55、オージー円は69.39、NZD円は66.76まで一時値を下げ、カナダ円は83.13まで売りに押された。